
「アンリ・シャルパンティエ」「C³(シーキューブ)」などの洋菓子ブランドを展開している、株式会社シュゼット。百貨店を始めとする実店舗での対面販売を中心としてきた同社ですが、LINEギフト出店以降、目覚ましい成果をあげています。その背景と秘訣について、ダイレクト・マーケティング部の森田一義さん、越智真理子さんに話を聞きました。
新規顧客へのアプローチにLINEギフトは最適
お二人ともダイレクト・マーケティング部の所属ですが、それぞれどのような業務を担当されているのでしょうか。
お二人が現在の部署に配属された時点では、LINEギフトはどのように使われていたのでしょうか。
そうした中で、LINEギフトに対してどのような期待を寄せていましたか。

(左から)「アンリ・シャルパンティエ」のフィナンシェ・マドレーヌ、「C³」の焼きティラミスは、各ショップを代表する商品。ともに1,000円台〜と手頃な価格ながら、気持ちが伝わるギフトとして人気を博す。
そもそも御社の商品はギフトと非常に相性がいいように思います。
ブランド分割で苦戦するも、「父の日」施策でV字回復
御社はもともと「シュゼット」という1つのショップのアカウントでLINEギフトに出店されていましたが、2022年8月からはこれを「アンリ・シャルパンティエ」と「C³」という2つのショップのアカウントに分割しています。狙いは何でしょう?
ブランドを分けたことによる効果や成果はいかがですか。
苦戦スタートだった「C³」、どのような対策をとったのでしょうか?

(左から)株式会社シュゼット ダイレクト・マーケティング部の森田一義さん、越智真理子さん。
そうした成果に対して、社内での反応はいかがでしたか。
「アンリ・シャルパンティエ」から今年2月に販売された2商品ですね。
越智さん:プティ・フィナンシェ(1,100円)と、フィナンシェ・マドレーヌ(1,300円)です。スイーツのカテゴリーではこの価格帯のバースデー商品があまりなかったので、これもパッケージを工夫すれば売れるのではないかと戦略を立てたところ、実際に好調な売上を記録しました。引き続きクリエイティブの改善などに取り組んでいけば、まだまだ伸ばせると思います。

(上から)LINEギフト限定パッケージとして開発された、「アンリ・シャルパンティエ」の「プティ・フィナンシェ」と、「C³」の「焼きティラミス」の誕生日BOX。
このほか、大きく成長した商品にはどんなものがありますか?

夏のギフトとして人気の「アンリ・シャルパンティエ」テリーヌ・ドゥ・フリュイ。
着々と業績を伸ばしている様子が伝わってきます。最後に、ここまでのLINEギフトでの取り組みを振り返ってみていかがでしょうか。
引き続き、全国のお客様に喜んでいただけるよう取り組んでいきたいと思います。
※1 LINEアプリ ⽉間アクティブユーザー 2024年3月末時点
※2 2024年7月時点で「LINEギフト」を贈った、もしくはもらった経験があるユニークユーザー数
(原稿:友清哲/撮影:木原基行)2024年7月10日