開けて驚く「お肉の花」の感動を全国へ。関西老舗焼肉店 白雲台の取り組み

1975年創業、50年の歴史を誇る関西の人気焼肉店「白雲台」。近年はECやソーシャルギフトを通して、そのブランドが日本全国に広がりつつあります。肉をケーキ状に配置した「肉ケーキ」や、同じく薔薇の花のように豪華に盛り付けた「お肉の花ギフト」など、LINEギフトでも大いに人気を博すその取り組みについて、運営を担当する株式会社梅田白雲台の山村由美子さんに話を聞きました。

膨大なユーザー数がLINEギフトの大きな魅力

まずはLINEギフトに出店を決めた経緯から教えてください。

山村さん:LINEギフトに出店したのは2023年からです。それ以前にもギフトに特化したモールで良い反応をいただいていたので、メッセージと一緒にプレゼントを贈ることができるLINEギフトなら、より大きな反響が期待できるのではないかと考え、出店の申請をしました。

やはり、LINEというのはスマートフォンを持っている人の大半が使うツールですから、他のプラットフォームと比較しても集客効果は段違いでしょうし、カテゴリーを明確に分けて商品を展開する構成も魅力的でした。お客様の視点からすると、求めている商品にダイレクトにアプローチできるので、きっと私たちの商品を届けるべき層に届けられるのではないかという思いがありました。

株式会社梅田白雲台 EC事業部部長 山村由美子さん

ギフト市場に注力しようと考えたきっかけは何だったのでしょうか。

山村さん:コロナ禍で実店舗の売り上げが停滞したことで、EC事業に力を入れようと舵を切り、専門のコンサルタントの意見を取り入れながら、「肉ケーキ」などのギフト商品の開発をスタートしました。

弊社は老舗ではあっても、全国的にはまだまだ認知されていません。だから、お客様が何かのお祝いの時に人に贈りたくなるような商品を生み出さなければ勝負にならないだろうと考えていて、LINEギフト側からも助言をいただきながら頑張っています。

LINEギフトが新たな販路の獲得に繋がっている手応えはありますか?

山村さん:そうですね。これまでよりも若い年代の層が取り込めている実感はあります。他のモールでは30~50代が中心のところ、LINEギフトでは20~30代にわりと比重があります。用途としてはご両親への贈り物や、誕生日祝い、結婚祝いに使っていただくことが多いですね。

エリア的には一番オーダーが多いのは関東で、次に私たちの拠点がある関西です。ただ、これは単に人口の数に比例しているように感じます。また、母数の大きさだけでなく、売り方や宣伝手法の面でもLINEギフトの優位性が生きています。とくにシーズナルイベントに合わせた特集などは、掲載されると非常に集客効果が高いですね。

華やかな商品が贈り物としてピッタリ。幅広い世代に利用されている。

売上げは出店当初から好調だったのでしょうか?

山村さん:当初はぼちぼちでしたが、2023年のクリスマス特集に掲載してもらったことで、12月の売上げが一気に倍増しました。この伸び率は他のモールではなかなかあり得ないことで、あらためてLINEギフトのユーザー数の大きさを実感させられました。

また、出店者の立場からすると、商品発送のお知らせなどのメッセージを、LINEギフトのLINE公式アカウントから通知できるのは、やはり便利です。※
他のモールでは商品発送後にあらためてメール等でメッセージを送付しなければならないので、手間がひとつ省けるので助かっています。
※配送ギフトの場合、ショップから商品が発送されると「LINEギフトお知らせ」に発送通知が届きます。 

LINEギフト上での取り組みについて、社内ではどのような反応が見られますか。

山村さん:自社のECや他のモールでは、イベントの2週間前くらいからオーダーが入り始めるのですが、LINEギフトの場合は当日にオーダーが集中します。そのため、社内的にはちょうど他の販路の出荷作業を終えて気を抜いていたところに大量のオーダーが殺到したので、大慌てでした(苦笑)。1年目の母の日はとくにバタバタしましたが、その後はきちんと対策をして、スムーズに出荷できるような体制を整えています。

ヒットの秘訣はこまめな改善の積み重ね

もともとはコロナ禍を機に始めたというEC戦略。こうしたギフト人気も踏まえ、手応えはいかがでしょうか。

山村さん:とくにコロナ禍の時はSNSが効果を発揮して、2年ほど売上げが伸び続けました。バレンタインの時期などは外食ができない分、男性に料理をふるまう女性が多かったようで、ハート型のステーキ肉が爆発的に売れました。これは店舗の女性スタッフの発案から生まれた商品でしたが、業務中の何気ない雑談から生まれるアイデアは、意外と女性目線の率直な意見なので馬鹿にできないなと痛感しています。

LINEギフトではいま、「お肉の花ギフト」が大きな反響を得ています。

山村さん:これはもう、贈り物といえば花だろうという、極めて単純な発想から生まれたものです(笑)。花と一緒にお肉を贈るよりは、花に見せかけてそのまま食べられるギフトがいいだろう、ということですね。まずこういう商品が話題になって、結果としてあとから白雲台のブランドの認知が上がれば理想的だと考えていました。

人気商品「お肉の花ギフト」蓋を開けた時の感動と、食べた時の感動を味わえる。

「お肉の花ギフト」のヒットの要因の1つに、発売以降のこまめなアップデートを続けてきたことが挙げられると思います。改善ポイントはどのようにリサーチしているのでしょうか。

山村さん:最も重視しているのは、お客様のレビューでした。最初のバージョンでは、花をかたどった部分に並ロースを使っていたのですが、ギフトとしてそれでは物足りないという声をいただき、肉のランクを上げ、価格も上げたところ、売れ行きが大きく伸びました。

また、ラッピングにしても、たとえば当初はバレンタインの時期はハート柄の包装紙を使っていたのですが、これが不評であったため、すぐに周囲の意見を聞きながら別のデザインのものにアレンジした経緯があります。いろんな人の意見に耳を傾けるのは、やはり大切ですね。

では、これまでの取り組みで、最も効果を感じたものは何でしょう。

山村さん:こちら側の取り組みというよりも、LINEギフトさんが定期的に開催するウェビナーがすごく役に立っています。母の日やクリスマスなど、何か大きなイベントに向けて商品ページ改善のコツをレクチャーしてもらえたり、パッケージングの参考になる情報をいただけたりするので、こうしたヒントは積極的に活用しています。

以前は自分たちで撮っていた商品写真にしても、ちゃんとプロのカメラマンに頼んで、ウェビナーで教わったポイントを押さえながら撮影してもらうようになりました。こういうことの積み重ねが結果に繋がっていると思います。

LINEギフトでは、出店しているショップ向けに、特集で取り上げたい商品イメージの共有や、商品をより良くするためのポイントなどを紹介する、ウェビナーを定期的に開催しています。

最後に、LINEギフトで今後やってみたいことがあれば教えてください。

山村さん:いま、弊社のEC事業全体で最もリピート率が高いのは、実はキムチなんです。自家製の本格キムチなのですが、次はこれのパッケージを整えて、ギフトとしての主力商品に育てていければと考えています。引き続き、LINEギフトの担当者さんはもちろん、色んな方の意見を取り入れながら、柔軟にやっていければと思います。

新たな目玉商品の登場を楽しみにしています。本日は貴重なお話をありがとうございました。

(原稿:友清哲)2025年2月27日