「Who」と「What」から生まれる、GREEN SPOONの心に届くギフト。

野菜たっぷりのメインディッシュからスープやスムージーまで、ヘルシーで美味しいメニューが自宅に届くサブスクリプション(以下、サブスク)サービス「GREEN SPOON(グリーンスプーン)」。
2023年のLINEギフト出店以降、さまざまな人気商品を送り出し、ギフト市場においても着実に認知度を高めてきました。株式会社Greenspoonの工藤綾沙子さんに、これまでの取り組みと今後の展望について話を聞きました。

母の日やクリスマスの反響にびっくり

まずはLINEギフトに出店したきっかけから教えてください。

工藤さん:弊社はもともとサブスクでの定期販売をベースに商品を展開していました。現在もその軸は変わりませんが、5年ほど前からサブスク以外のところで新たなお客様と接点を作れないかと模索し始めた経緯があります。その点、弊社の製品はパッケージのクリエイティブにもこだわっていて、カップのデザインなどがSNS上で好評だったことから、ギフトとの相性が良さそうだと考え、LINEギフトに着目しました。

彩りとデザイン性の高さで“贈りたくなる”パッケージ

LINEギフトというプラットフォームに、どのような期待やイメージを持っていましたか?

工藤さん:当時はどちらかというとeギフトが中心で、配送ギフトがこれからどこまで伸びるのかは未知数であったものの、相手の住所を知らなくてもプレゼントを贈れる点に大きな可能性を感じました。この先、配送ギフトはもちろん、ギフト以外のところも強化されていくのだろうなと直感したのを覚えています。

では、御社が取り扱っている商品とLINEギフトとの相性については、どのように捉えていましたか。

工藤さん:LINEギフト出店前から、ギフト市場では弊社商材の中ではスープが最適であろうと考え、商品の開発を行って参りました。サブスクで販売している商品はすべてパウチタイプですが、ギフト用にはカップタイプを用意し、蓋を開けたときに野菜の彩りが見えるワクワク感の演出を大切にしました。
ギフトとして選びたくなる工夫としては、商品はもちろん、オリジナルのギフトBOX、用途に応じたギフトカード、届いたお客様が何のギフトかわかるようにBOXに貼るギフトシールを用意しました。ギフトにかたちを変えることで、遠方で暮らすお子さんへの仕送りとしてのギフト、調理ができないご高齢の方への贈り物であったり、産後忙しく日々子育てに向き合うお母さんへのギフトとして需要があることに気づくことができました。

出店から2年、ここまでの成果をどう捉えていますか。

工藤さん:とくに母の日やクリスマスなど、シーズナルの爆発力がとにかく凄くて驚きました。やはり皆さん、日頃お忙しくされている中で、事前にギフトの手配が間に合わないこともあるようで、当日でも利用できるLINEギフトの利便性が物を言っているように思います。
我々もそうした機会に合わせて、母の日にはカーネーションとのセット商品を設定したり、LINEギフト限定の保冷バッグ付きのセットを用意したり、さまざまな取り組みを講じています。

母の日仕様のギフトセットで、ギフト体験をより豊かに

年間を通しての大きな商機ということで言えば、やはり母の日とクリスマスに需要が集中していますか?

工藤さん:そうですね。とくに初めてLINEギフト側で特集などを組んでいただいた時は、予想以上に売り上げが伸びて通知が止まらなくなり、現場は大慌てでした(笑)。いったん販売をストップして体制を整え直したほどです。でも、そういう経験をしたからこそ、LINEギフトというプラットフォームの可能性を、あらためて確信したと言えます。

クリエイティブで重視しているのは「Who」と「What」

自社サイトや他のECサイトなど、販路によって売れる時期は異なりますか?

工藤さん:それでいうとスープという商品の特性上なのか、どの販路でも母の日はやはり特別です。このあたりは先行する他社さんの努力のおかげもあり、女性への贈り物としてスープが一定の認知を得ていることが大きいのではないでしょうか。また、クリスマスについても、冬の冷え込む時期のギフトとして、スープはやはり相性がいいですね。その他、LINEギフト上ではバースデーに合わせた利用や、出産祝いで使っていただくことも増えています。

誕生日や出産祝いなど、シーンに合わせて選べるメッセージカードが豊富

出産祝いというのは、ちょっとした盲点だったのでは?

工藤さん:そうかもしれないですね。それが第二子、第三子のご出産だった場合、たいていの子育てグッズはすでに揃っていると考えられますから、何よりもまずお母さんを労ってあげたいという気持ちから、スープギフトを利用されているのだと思います。やはり、レンジで5分温めれば一食満足できるというのは、育児の最中でも準備しやすいですし、洗い物も最小限に抑えられますからね。実際、妊娠・出産を機に弊社の商品を知ったというお客様も多くいらっしゃいます。

LINEギフトのユーザー層について、何かお気づきの点はありますか?

工藤さん:他のプラットフォームと比較すると、20代など若いユーザーが多いので、我々としても新たな層に認知していただく良いきっかけになっています。そうした年齢層もあって、他社では5,000円前後の4食セットが売れ筋商品なのですが、LINEギフトでは3,000円程度の2食セットが好調です。

商品の画像やページの構成など、クリエイティブの面ではどのような工夫を心掛けていますか。

工藤さん:まず撮影前に必ず確認するのは、それが誰に贈るものなのか、ということです。どういう人物であるのかはもちろん、たとえばそれがお母さんであるなら、どういう状況のお母さんなのかを具体的に考えて設定しています。そして、イメージを明確にした上で、「では、そこで選ばれるためにはどういうアウトプットが相応しいのか?」を徹底的に考えます。
いわば、それがどういう人物に贈るのかという「Who」、それに合わせてどう表現するべきかという「What」を大切にして、それによって撮影時のライティングや装飾する小物類をひとつひとつ用意することが大切だと思っています。

最近の取り組みでは、新たにフードのジャンルにも適用されるようになった“もらった人が選び直せるギフト”も活用されています。この機能を実際に運用してみて、いかがですか?

工藤さん:リップなどコスメ商品で、受け取った側が色などを自分で選び直せるのを見て、個人的にも魅力を感じていました。ギフトというのはどうしても、相手の好みがどうなのかという悩みが付き物ですから。我々のような食品においても、苦手な食材であったりアレルギーがあったり、受け取る側のさまざまな事情が想定できますから、非常に有用な機能であると実感しています。
また、この機能を取り入れたことによって、意外とハンバーグを選ぶ方が多いという気付きもありました。それに合わせてハンバーグだけのギフトセットを新たに考案するなど、マーケティング面での効果も大きいと思います。

「もらった人が選び直せるギフト」は、もらった人が受け取り手続き時にかんたんに種類を変更することができる機能

※ 在庫状況により、選び直しができない場合や選び直せる商品に限りがある場合がございます 

今後、LINEギフトでやってみたいことがあれば教えてください。

工藤さん:ギフト用のセットとなると、どうしてもセット内容が限定的になってしまうため、例えば eギフトなどの形で、LINEギフトから自社サイトに誘導し、自社で販売している70種以上の全商品の中から自由に商品を選んでいただくような連携が実現できれば、さらに利便性が広がるのではないかと思っています。

今後ますますLINEギフトのユーザー層は拡大していくはずですし、引き続き「GREEN SPOON」を知っていただく接点になれば嬉しいですね。

(原稿:友清哲)2025年10月21日